NEW NATIONAL THEATRE,TOKYO
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白鳥の湖 2011/2012シーズン Swan Lake 定番クラシックバレエ作品の中でも絶大な人気を誇る作品。新国立劇場版『白鳥の湖』は、牧阿佐美前芸術監督が2006年に改訂・振付、格調の高さはそのままにイギリス人美術家カザレットによる現代的で洗練された色彩感覚が印象的な舞台です。その特徴は、物語に論理的整合性を持たせ、バレエ入門者にもわかりやすい物語としてステージが展開すること、プロローグで物語の発端がわかりやすく描かれている点や、カットされることの多いロシアの踊り・ルースカヤの部分が主役級のダンサーの見応えのあるソロによって踊られること、またスピーディなダンスや高度なテクニックが随所に散りばめられている点などが挙げられます。 さらに新シーズンは多くの方々に愛されている、バレエの代名詞ともいえる当作品をご家族でもお楽しみいただけますよう、あるいは全国のお客様にもご来館いただけますようゴールデンウィークに公演日を設けました。 スタッフ 【振 付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ 【作 曲】ピョートル・チャイコフスキー 【演出・改訂振付】牧 阿佐美 【舞台装置・衣裳】ピーター・カザレット 【照 明】沢田祐二 【指 揮】アレクセイ・バクラン 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団   キャスト 【5/5(土)・8(火)】 オデット/オディール:ワン・チーミン ジークフリード王子:リー・チュン 【5/6(日)・11(金)】 オデット/オディール:小野絢子 ジークフリード王子:福岡雄大 【5/12(土)】 オデット/オディール:川村真樹 ジークフリード王子:貝川鐵夫 【5/13(日)】 オデット/オディール:米沢 唯 ジークフリード王子:菅野英男 ※11月18日現在のキャストです。 ※当初発表しておりました配役から変更がございました。ご了承ください。 ※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。     ものがたり 20歳の誕生日を迎えた王子は妃を迎えるよう母の王妃から諭される。愛のない結婚に気が沈む王子は、気晴らしに森へ出かけ魔法によって白鳥に変えられたオデットに出会う。一目で恋に落ちた王子は永遠の愛をオデットに誓うのだが……。   公演日程 2012年 5/5 6 8 11 12 13 土 日 火 金 土 日 4:00   2:00 [...]

新国立劇場2012/2013シーズンオペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』出演者変更に関して、下記のとおりお知らせいたします。 2012/2013シーズンオペラ公演『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』(2013年1月23日【水】初日)に、タンホイザー役で出演を予定していたラーシュ・クレーヴェマンは、芸術上の理由のため出演できなくなりました。代わって、スティー・アナセンが出演いたします。なお、この変更に伴う払い戻しはありません。 ~~~~~~~~~~~~~ 新キャスト・プロフィール ~~~~~~~~~~~~~ スティー・アナセン (テノール / タンホイザー役)                   Stig Andersen   デンマーク出身。1979年デンマーク・オーフスでオペラデビュー。1980年よりデンマーク王立劇場の専属歌手として、二ールセン『仮面舞踏会』レアンダー、『魔笛』タミーノ、『カルメン』ドン・ホセ、『フィデリオ』フロレスタン、『ピーター・グライムズ』タイトルロールなどに出演。リリック及びスピントの諸役を歌ったのち、ヘルデン・テノール役で数多く出演する。2000年にはデンマークで『スペードの女王』ゲルマン、『オテロ』タイトルロールのほか、『ジ-クフリート』タイトルロールでメトロポリタン歌劇場デビューを飾る。以後、多忙を極める人気ワーグナー歌手として、世界中の歌劇場で『ニーベルングの指環』ジ-クフリート、『タンホイザー』、『ローエングリン』、『パルジファル』のタイトルロール、『トリスタンとイゾルデ』トリスタンなどで活躍。12年3月にはデンマーク王立歌劇場『パルジファル』(新制作)タイトルロールに出演、5月には英国ロイヤルオペラ『サロメ』ヘロデ、『ラインの黄金』ローゲ(ロールデビュー)、13年にはハンブルク州立歌劇場『トリスタンとイゾルデ』トリスタン、『タンホイザー』タイトルロールと『ワルキューレ』(演奏会形式)ジ-クムント、14年にはアムステルダム歌劇場『ニーベルングの指環』(チクルス公演の『ジ-クフリート』及び『神々の黄昏』)、15年にはパリ・オペラ座『サロメ』ヘロデなどが予定されている。DVDとなっているデンマーク王立歌劇場『ニーベルングの指環』ジ-クムントとジ-クフリート(“コペンハーゲン・リング”)にも出演。また、06年にはデンマーク王立歌劇場『ケインとアベル』で演出家としての活動も開始した。日本には1997年バレンボイム指揮ベルリン州立歌劇場『パルジファル』(演奏会形式)タイトルロール、07年アルミンク指揮新日本フィル『ローエングリン』(セミステージ上演)タイトルロールに出演している。新国立劇場初登場。  

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平成24年度 新国立劇場 こどものためのバレエ劇場 シンデレラ 新国立劇場・中劇場 2012年7月27日(金)11:30/3:00、7月28日(土)11:30/3:00、7月29日(日)11:30/3:00 ※予定上演時間:約1時間25分(休憩含む) ※開場は開演の30分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。  新国立劇場では、次世代を担うこどもたちが優れたバレエ芸術に親子で触れられる機会を提供する目的で、2009年より「新国立劇場 こどものためのバレエ劇場」を実施、同年とそれに続く2010年に新作バレエ『しらゆき姫』を上演しました。10年の夏休み期間には全国7都市をツアーし、公演とともに各地でおこなわれた団員による子供向けのワークショップともども好評をいただきました。 今回新国立劇場バレエ団では本企画の第2弾として『シンデレラ』を上演します。『しらゆき姫』に引き続き、牧阿佐美監修のもと小倉佐知子が振付をおこないます。プロコフィエフがこの物語のために作曲した有名な全幕バレエ曲が音楽で使用されています。 子供にとって身近な原作をもとに、わかりやすい語り口でつくられる「こどものためのバレエ劇場」は、同時に本格的なクラシカルバレエとして振り付けられており、新国立劇場バレエ団のソリストによって踊られる主役をはじめ、お子様連れの大人の方にも十分見ごたえのある作品として仕上げられています。大人は大人の楽しみ方が、子どもには子どもの楽しみ方が味わえる、幅広い年齢層にご覧いただける演目です。 お子様の“バレエ観劇デビュー”を考えながらも、全幕のバレエを観るには少し早いと感じていらっしゃる低年齢層のお子様をお持ちのご家庭に格好の公演です。

新国立劇場2011/2012シーズンオペラ『オテロ』出演者変更に関して、下記のとおりお知らせいたします。 2011/2012シーズンオペラ公演『オテロ』(2012年4月1日【日】初日)に、デズデーモナ役で出演を予定していたマリーナ・ポプラフスカヤは、健康上の理由のため出演できなくなりました。代わって、マリア・ルイジア・ボルシが出演いたします。なお、この変更に伴う払い戻しはありません。クラブ・ジ・アトレ会員の皆様には、「ジ・アトレ」3月20日発行号にポプラフスカヤインタビューを掲載した直後の変更となりましたことをお詫びいたします。チケットをお求め済みの会員の皆様には、別途はがきにて変更のお知らせをお送りいたします。 ~~~~~~~~~~~~~ 新キャスト・プロフィール ~~~~~~~~~~~~~ マリア・ルイジア・ボルシ (ソプラノ / デズデーモナ役)                   Maria Luigia Borsi   イタリア中部ソーラ生まれ。ピエトロ・マスカーニ音楽院で学ぶ。2002年サンレモ国際声楽コンクールで第1位を獲得、「2002年最高のオペラ歌手」賞を得る。04年フェニーチェ歌劇場にマゼール指揮『椿姫』ヴィオレッタでデビュー。同年ミラノ・スカラ座『トゥーランドット』リュー、パレルモ・マッシモ歌劇場の『カルメン』ミカエラに出演。その後、ザルツブルク音楽祭とローマ歌劇場での『オテロ』(ムーティ指揮)デズデーモナ、ボローニャ歌劇場『ラ・ボエーム』ミミ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、『蝶々夫人』タイトルロールのほか、欧米の主要歌劇場や音楽祭に数多く出演している。12年2月-3月はバルセロナのリセウ劇場『ボエーム』ミミに出演し、その後『オテロ』出演のために新国立劇場に急行することとなった。今後の予定には、12年5月アトランタ・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、7月フランス・アヴィニョン歌劇場『トゥーランドット』リュー、10月デンマーク王立歌劇場『蝶々夫人』タイトルロールなどが予定されている。日本では08年アンドレア・ボチェッリ日本公演、09年チョン・ミュンフン指揮『椿姫』(コンサート形式)ヴィオレッタ、09年西本智実指揮『オペラ・アリア・ガラ』などで来日している。新国立劇場には、キャンプ場を舞台に斬新な演出で話題となった『コジ・ファン・トゥッテ』(2011年)フィオルディリージに出演し、揺れ動く女心を生き生きと描き好評を博した。

アンナ・カレーニナ 2011/2012シーズン Eifman’s Anna Karenina エイフマンの『アンナ・カレーニナ』は、新国立劇場バレエ団の一つの頂点を示すことになった作品で初演時には内外から高い評価を得ました。 現代ロシア・バレエを代表するエイフマン作品は、そのどれをとっても難易度の高いテクニックや内面を抉り出すような深い表現力と役柄への十全な理解が必要とされるバレエばかりです。2010年に上演された本作品では新国立劇場バレエ団のダンサーたちは見事にその要求に応え、満場の喝采を浴びました。特に主役3人と男性ダンサー、群舞の心理的表現力で会場を深い感動で満たしました。同時に当バレエ団が新陳代謝を経ながら充実期を迎えていることを実感させた公演でもありました。 この作品以前は、女性ダンサーの洗練された繊細な表現に定評のある新国立劇場バレエ団でしたが、エイフマン作品に出会ったことで、バレエ団の新たな個性がステージに現れました。その成果をビントレー監督も高く評価し、今回の再演が決定しています。この上演以降も様々な作品を踊り表現力、テクニックとも磨きのかかったダンサーたちによって、さらに深みを増したステージになるでしょう。 スタッフ 【台本・振付】ボリス・エイフマン 【音 楽】ピョートル・チャイコフスキー 他(録音音源を使用) 【装 置】マルティニシュ・ヴィルカルシス 【衣 裳】ヴャチェスラフ・オークネフ 【照 明】グレプ・フィリシチンスキー/ボリス・エイフマン   キャスト 【3/16(金)・20(火・祝)】 アンナ:厚木三杏 カレーニン:山本隆之 ヴロンスキー:貝川鐵夫 【3/17(土)マチネ・18(日)】 アンナ:ニーナ・ズミエヴェッツ カレーニン:オレグ・マルコフ ヴロンスキー:オレグ・ガブィシェフ 【3/17(土)ソワレ】 アンナ:長田佳世 カレーニン:福岡雄大 ヴロンスキー:厚地康雄 ※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。     ものがたり アンナは夫カレーニンと愛する子どもの3人で暮らしているが、その穏やかな生活はうわべだけで、夫との関係はすでに冷たくなっている。舞踏会で若い将校ヴロンスキー伯爵と出会い二人は恋に落ちる。しかし次第にアンナは良心の呵責に悩まされる。再びペテルブルグにもどってくるが人々の冷たい態度に接し、戻るべき場所のないことを悟る。人生を憎悪に満ちたものとしか見ることができなくなったアンナは、一人駅へと向かう…。   公演日程 2012年 3/16 17 18 20 金 土 日 火     2:00   2:00 ♪ 2:00 ♪ 7:00 ♪ [...]

ローエングリン Richard Wagner : Lohengrin リヒャルト・ワーグナー/全3幕 【ドイツ語上演/字幕付】 スタッフ 【指 揮】 ペーター・シュナイダー 【演 出】 マティアス・フォン・シュテークマン 【美術・衣裳】 ロザリエ 【照 明】 グイド・ペツォルト 【舞台監督】 大澤 裕 【芸術監督】 尾高 忠明 【主 催】 新国立劇場 キャスト 【ハインリヒ国王】 ギュンター・グロイスベック 【ローエングリン】 クラウス・フロリアン・フォークト 【エルザ・フォン・ブラバント】 リカルダ・メルベート 【フリードリヒ・フォン・テルラムント】 ゲルト・グロホフスキー 【オルトルート】 スサネ・レースマーク 【王の伝令】 萩原 潤 【4人のブラバントの貴族】 大槻 孝志/羽山 晃生/小林 由樹/長谷川 顯 【4人の小姓】 前川 依子/友利 あつ子/松浦 麗/丸山 真木子 【合唱指揮】 三澤 洋史 【合 唱】 新国立劇場合唱団 【管弦楽】 東京フィルハーモニー交響楽団 【協 力】日本ワーグナー協会 *やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはいたしません。 ものがたり [...]

ドン・ジョヴァンニ<演奏会形式> Wolfgang Amadeus Mozart : Don Giovanni ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/全2幕 【イタリア語上演/字幕付】 新国立劇場オペラ公演のカヴァー歌手には、日本を代表するオペラ歌手たちが名を連ねています。いかなるアクシデントにも対応できるよう控えとしてスタンバイしているのですが、本役歌手にトラブルがない限り舞台に立つことはありません。日本のオペラパレスにおいて、日本人歌手の活躍の場は不可欠と考える尾高芸術監督は、日本人歌手たちの実力を観客の皆様に知っていただくため、2011年5月「コジ・ファン・トゥッテ」のカヴァー歌手による演奏会形式を企画。音楽ヘッドコーチ石坂宏による音楽性豊かな指揮、6人の若手日本人歌手による歌唱は大好評をいただきました。第2弾「ドン・ジョヴァンニ」は喜劇でありながらデモーニッシュな魅力に溢れ、ソロやアンサンブルの聴かせどころ満載です。新国立劇場を支える実力派歌手陣の演奏にどうぞご期待ください。 【指 揮】 石坂 宏 【ドン・ジョヴァンニ】 与那城 敬 【騎士長】 大澤 建 【レポレッロ】 北川 辰彦 【ドンナ・アンナ】 吉田 珠代 【ドン・オッタ―ヴィオ】 鈴木 准 【ドンナ・エルヴィーラ】 佐藤 康子 【マゼット】 町 英和 【ツェルリーナ】 鈴木 愛美  *合唱は出演いたしません。 【管弦楽】 東京フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽アンサンブル 【芸術監督】 尾高 忠明 *やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはいたしません。 ものがたり 舞台はヴェネツィア(オリジナルは16世紀頃のセビリア)。世界各地で2065人にも及ぶ女性を次々とものにし、従者レポレッロがそれを「恋人のカタログ」にしてしまうほどの色男ドン・ジョヴァンニが、ある晩、騎士長の娘ドンナ・アンナのもとに忍び込む。ところが、ドンナ・アンナが騒いだため、父親の騎士長に運悪く見つかり、彼を刺し殺してしまう。その後も、三日間だけ結婚して捨てた女ドンナ・エルヴィーラに追い回されたり、結婚直前の村娘ツェルリーナを口説いたりと、性懲りも無く悪行を重ね、放蕩の限りを尽くすが、反省の色は全くない。ツェルリーナをものにしようと、自分の館の舞踏会に村人を招くが、ドン・ジョヴァンニへの怒りに燃えるドンナ・エルヴィーラ、父親の敵を取ろうとするドンナ・アンナ、その婚約者ドン・オッターヴィオが仮面をつけて現れ、ドン・ジョヴァンニの悪行を暴く。ほうほうの体で逃げ出したドン・ジョヴァンニとレポレッロが行きついた先は墓場。そこで、ドン・ジョヴァンニに殺された騎士長の石像が、彼の前に現われる。ドン・ジョヴァンニは不敵にも石像を晩餐に招く。やってきた石像に改悛を迫られるが、あくまでも拒んだため、突然床が割れて、地獄に落とされてしまう。 公演日程/ 2012年 4/3(火)           開演時間 2:00         [...]

2012/2013シーズン 小劇場 作 別役 実 演出 深津篤史 キャスト 大杉 漣・奥菜 恵・羽場裕一・山西 惇・神野三鈴 ほか 2013年7月公演              開場は開演の30分前です。   2010年3月に上演され、その斬新な演出と独特な世界観が大きな反響を呼んだ、別役実初期の代表作『象』を再演します。 原爆で背中に負ったケロイドを町中で見せびらかし、人々から拍手喝采を得たいと奇妙な情熱を抱く病人。 彼を引き止め、人々はもう我々被爆者を愛しも憎しみも嫌がりもしないんだ、とめどなく優しいだけなんだ、だからひっそり我慢することしかしてはいけないと説得する男。二人の心の行き違いを軸に被爆者の陥った閉塞状況を描き、さらには被爆者の苦悩を通して、人間社会全体の抱える存在の不安を静けさの張りつめた筆致で鋭く突いた『象』は、1962年の初演時、日本演劇界に衝撃を与えました。今回も深津篤史演出により、さらに練りこまれた舞台を創り上げます。 東京公演後には全国公演も予定しています。

2012/2013シーズン 小劇場 作 ローラント・シンメルプフェニヒ  翻訳 大塚 直 演出 宮田慶子 2013年6月公演              開場は開演の30分前です。   「With ─つながる演劇─」シリーズ三本目は、現代ドイツ演劇界の指導的立場にある劇作家と称される、ローラント・シンメルプフェニヒ氏に新作の書き下ろしを委嘱、「つながる演劇・ドイツ編」としてお送りします。 2008年『昔の女』上演に際し初来日したシンメルプフェニヒ氏が、当時自ら歩き回って感じた「東京」或いは「日本」、そして2011年3月以降の、外から見える「日本」を通して、「今この瞬間から、私たちはどう生きて行くのか」を独自の視点と手法で描く、刺激的な新作です。初めて氏の新作がドイツ語圏以外の国で初演されることも注目です。

2012/2013シーズン 中劇場 作 鄭 義信  演出 孫 桭策 2013年5月公演              開場は開演の30分前です。   海外の演劇人との交流を通して、日本を見つめる企画「With ─つながる演劇─」。第一弾のウェールズ編に続き、第二弾は韓国編となります。 新国立劇場では、2002年日韓ワールドカップの年に企画した『その河をこえて、五月』(作:平田オリザ・金明和(キム・ミョンハ)、演出:李炳焄(イ・ビョンフン)・平田オリザ)、08年に上演した『焼肉ドラゴン』(作・演出:鄭義信)と、日韓の作家・演出家・俳優が交流する公演を制作してきました。国際交流そのものが第一の目的であったこれまでの公演とは違う作品内容のレベルが評価され、日韓両国の演劇賞を多数受賞いたしました。 今回の日韓合同公演は、シリーズ「With ─つながる演劇─」の中の一本として、作家・鄭義信と演出家・孫桭策を迎え、ダイナミックかつ演劇的な音楽入りの大人も子供も楽しめる祝祭劇です。 演出の孫桭策は、ボーダーをテーマにしたアリエル・ドーフマン作『THE OTHER SIDE /線のむこう側』(04年、新国立劇場にて世界初演)を演出し、分断国家を経験している演出家として、硬質な世界観を見せてくれました。現在は、韓国国立劇団の代表兼芸術監督として、欧米だけでなく、中国をはじめとするアジアとの交流にも積極的な活動をしています。 彼が生み出したマダンノリスタイル(注)を進化させ、日韓両国の俳優が二か国語で、彼の得意とするアリーナスタイルの上演をめざします。 注:「マダン」は韓国語で、日常生活においてとても密接な場所あるいは広場を、「ノリ」は演劇(PLAY)を意味します。孫 策は、自身が主宰を務めていた劇団美醜で、韓国特有の生活慣習や考え方を、芝居を通じて観客に語りかけ、民族的精神を継承することに力を注いできました。農耕社会だった韓国では、古くから農村における仮面劇や人形劇など大衆的な娯楽が野外で行われていた風習があります。マダンノリはその風習に影響を受け、韓国の古典にその素材をとりながら今日の世相を随所に反映させ、諧謔や風刺を盛り込んだ大衆劇に再生させた新しいスタイルの演劇です。通常のプロセニアム舞台ではなく、観客に囲まれたアリーナステージで上演され、劇場にあるべき素朴な原風景が随所にみられる独特のスタイルを持っています。